Mar 07, 2011
永久脱毛を考えて
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衆院は2日、菅直人政権に対する内閣不信任決議案を反対多数で否決。県選出の3衆院議員も反対票を投じた。不信任決議案への対応を巡る民主党内の一連の対立や、菅首相の“期限付き退陣”の意向表明を受け、県民や、東日本大震災による県内への避難者からは「政争より、復興や福島第1原発事故の収束に全力を」との声が上がった。また、自民党県連や公明党県本部は不信任決議案の提出を評価したものの、自民系県議からは提出を疑問視する声も漏れた。
◇県選出3議員は反対 「協力して課題に取り組む」−−民主
県選出の3衆院議員は取材に対し、菅政権に対する内閣不信任決議案に反対した理由をそれぞれ明らかにした。
小沢一郎元代表が塾長を務める小沢一郎政治塾出身の坂口岳洋氏(山梨2区)は「菅首相が党代議士会で自ら身を引くと述べたため」と話した。
県連代表の後藤斎氏(山梨3区)は「与党議員が、野党が出した内閣不信任案に反対するのは当然」と強調し、「党内のばたばたは終わり。これからは与野党協力して課題に取り組む」と語った。
前環境相の小沢鋭仁氏(山梨1区)は「野党の提出した不信任案に同調することは、組織的にも政党政治の筋論としても、あってはならない。現在は復興に全力を尽くすべき時で、いたずらに政争に時間を費やすべきではない」とのコメントを発表した。
一方、甲府市相生1の民主党県連事務所では、職員が、不信任案採決の様子を放映するテレビ中継を見守った。同県連によると、2日午前には支持者から「(坂口氏が内閣不信任決議案に賛成するならば)もう民主党を支持しない」などの電話が数件寄せられたという。職員は中継で坂口氏が反対票を投じたことを確認すると、ほっとした様子だった。
同県連の樋口雄一幹事長は、党内から不信任案に賛同する動きがあったことについて、取材に対し、「政府与党として反省している。地方組織は(このような事態を)求めていない。これを糧に与党は結束し、与野党共同で震災復興と被災者の生活立て直しを第一に取り組んでもらいたい」と述べた。【山口香織】
◇自民・公明は提出評価 「首相は辞任を」語気強め
内閣不信任決議案が否決されたことを受け、自民党県連の皆川巌幹事長は取材に「自民党が不信任案を出さなければ野党の価値はない。有効な一打だったと思う」と述べた。民主党代議士会で菅首相が、東日本大震災と福島第1原発事故の対応にめどをつけた段階で退陣する意向を示した発言について、皆川幹事長は「言葉はあいまいで、権力にしがみつくための場当たり的な延命措置」と批判。「辞めると言った人が補正予算を組むのはおかしい。それこそ無責任」と語気を強めた。
一方で、ある自民党系県議はこの時期の不信任案提出に「自民党の方が窮地に立たされるかもしれない」と危機感を示した。
公明党県本部の安本美紀代表は取材に「菅首相の代議士会での発言が否決につながった。一連の動きを見ていると、現内閣では復旧、復興はできないという声が与野党ともにある。補正予算や復旧法案を成立させ、早くめどをつけて辞任していただきたい」と話した。【水脇友輔】
◇知事「与野党一体で難局乗り切りを」
横内正明知事は2日、菅直人首相の退陣表明に理解を示した上で、「今後は与野党一体となり取り組んでいただき、政界が結束してこの難局を乗り切ることを期待する」とのコメントを発表した。【山口香織】
◇事故収束、復興訴え−−福島からの震災避難者
福島第1原発から20キロ圏内で、全域が警戒区域に指定されている福島県楢葉町から、笛吹市内に家族で避難している草野絵美さん(31)は、内閣不信任決議案を巡る攻防に「足の引っ張り合いばかりで悲しい」。否決を受け、「これからはみんなで菅首相を支えて、復興の方に向かってほしい」と話した。
一方、計画的避難区域の福島県飯舘村から富士河口湖町に避難している後藤清さん(58)は「政府の原発対応はひどすぎる。菅首相はすぐに辞めるべきだ」と憤る。「原発事故の収束や金銭的補償などをスピーディーに進めてほしい。リーダーシップのある人が必要だと思う」と話した。
◇政争非難/団結訴え−−さまざまな県民の声
県内からは、この時期の政争を非難する声や、菅直人首相のリーダーシップの欠如を問う声など、さまざまな意見が聞かれた。
甲斐市の主婦、一瀬千津さん(49)は「今も避難所で暮らしている被災者の皆さんのような生活は、私なら耐えられない。震災から2カ月以上たつのに、政府は何をやっているのか」と話し、内閣不信任決議案を巡る政界の動きに「ここ数日の動きは、復興にとって無駄だったのではないか」と語った。甲斐市の会社員、乙黒俊孝さん(63)は「菅首相では不安だが、足を引っ張り合っても仕方がない。首相も野党の意見をもっと聞き、柔軟にやっていってほしい」と話した。
菅首相が退陣について言及したことには、甲府市の会社員、樋口美帆さん(39)は「もっと早く辞めるべきだった。ここまで来たら、与野党が一致団結して、震災対応に全力を」と話した。市川三郷町の化粧品店経営、丹沢美江さん(53)は「菅首相はリーダーシップが感じられなかった。きちんとできる人に引き継いでもらえれば」と述べた。
また、西桂町の会社役員、木暮要さん(52)は「菅首相の保身の態度が、災害復興より前面に出ている。延命策としか思えない。民主党から造反者が出るのは当たり前で、菅首相は、造反者の意見も聞きながら、かじ取りをしないといけない」と語った。【岡田悟、小田切敏雄、曹美河】
6月3日朝刊
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